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顔剃りは！

皆様、お顔あおりについて少々書かせて頂きます。

すでに、お店にお越しのお客様なら･･･『もう、聞いてるよ！』って方も居られると思いますが、改めてお付き合いください。

テレビの　CM　等々で顔剃りの様子をご覧になることも有るとは思いますが･･･あれって正しい剃り方とはいえないのです。

なぜ～～？って　思うかもしれないですが、
仕事でいつもカミソリを使って居ると思うのですが･･･切れ味がもの凄い鋭利な刃物がカミソリなのです。

以前では、理容室で使うカミソリはもっぱら、本レザー(ゾーリンゲンやヘンケル）等々の一枚刃のカミソリが主流だった時代は、
素材が柔らかい物を使って居たのです。

ご年配の方なら経験が有るかもしれないですが･･･先に挙げたカミソリで剃ると
柔らかい素材のせいで、剃っているときに音(ジョリジョリとかシャリシャリ）がするのです
そんな、柔らかい素材だと、長いストロークを用いて髭を剃ることも可能だったのですが
今の素材は、堅い鋼材を使って機会で研ぐ手法を用いています。

なので、使い方が全く逆になって来ます。
元々、お顔の形状は複雑な曲面の複合体ですので、柔らかい素材なら長いストロークでも危険な事は無いのですが、
硬い鋼材では微妙な凸凹も対応仕切れません
なので、短いストロークを用いて複雑な顔の曲面に合わせて剃ると安全に剃り事が出来ます。

CM　等々で長いストロークを用いて居るのは、『こんな乱暴に剃っても綺麗に剃れるでしょ!!』の意味なのです。
あえて、危ない道具の使い方はせずに
危険な刃物ですので、丁寧に優しくお顔を剃る事をお勧めします。
出来ればストローク幅は1cm程度から2cm程度が良いのではないでしょうか。